インターネットでのトラフィックエンジニアリングに成功
(インターネットVPNを併用したMPLS-TE)
(インターネットVPNを併用したMPLS-TE)
2006/09/28
北海道広域高速学術ネットワーク実証実験プロジェクト(以下 NORTH boreo)は、
2006年9月28日、boreo 網とインターネットを併用した「トラフィックエンジニアリング(TE)」に成功しました。
通常インターネットではある通信相手(区間)について同時にひとつしか経路を利用できません。
そのためその経路に問題が発生すると通信ができなくなる場合があります。
TEとは「ある通信区間」について複数の経路を利用できるようにする手法で主に通信事業者で
MPLS技術によって実現され、通信の信頼性や基盤の利用効率を向上させるために利用されています。
NORTH boreoではこの取り組みでネットワークユーザー側でも利用目的に応じて簡単にTEを利用できる方法を研究しています。
本実験ではインターネットユーザーでもTEが利用できることを立証し、
インターネットしか利用できない条件不利地域等における通信信頼性の向上に大きな可能性を示しました。
役割・区間・拠点毎の運営組織 一覧 | ||
網設計 | nextech | - |
データ送受信機 制作 | nexteh | - |
データ送信機設置場所 | 札医大情報センター | - |
データ受信機設置場所 | 北大情報基盤センター 高井研 | - |
MPLS-TE 設定 | nextech | - |
TP(インターネットVPN機材) | nextech | - |
boreo(MPLS-IX) | HOTnet, nextech | 常設 |
謝辞
「インターネットTE実験」を実現するにあたり下記の皆様には多大なご支援をいただきました。深く感謝申し上げます。boreo 事務局長 NORTH 理事 大石 (ネクステック)
・北海道総合通信網株式会社 (HOTnet)
・日商エレクトロニクス株式会社 北海道営業所
・北海道大学 情報基盤センター
・札幌医科大学 情報センター
・株式会社ネクステック
(敬称略)
【本件に関するお問い合わせ先】
北海道広域高速学術ネットワーク実証実験実行委員会
事務局 株式会社ネクステック 担当: 大石
ohishi@north.ad.jp