小樽の歴史遺産の道案内
明治、大正を通じて、北海道開拓の主要な玄関口だった小樽には、たくさんの歴史的遺産が残されました。町のあちこちに、往時をしのぶ建物が見られます。
小樽は、この町に住む人々と歴史的遺産が溶け合って息づいている町です。この町に降り立ったら、どうぞ、ぶらりと散策してください。かならず、発見があるでしょう。
銀 鱗 荘
銀鱗荘は、明治6年余市に、大網元の屋敷として建造された漁場建築の代表といえるもので、昭和14年、この景勝地・平磯岬への移築を機に料亭旅館として創業、銀鱗荘と命名されました。その豪壮にして優美なたたずまいは、創建から130余年の歳月を経ていよいよ重厚さを加え、現在では北海道重要文化財100選の一つに数えられています。
撮影者 松本 あやこさん